台風に慣れてる僕の周りの九州民
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今回の台風18号は僕の住んでいる九州では進路がずれたため幸いほとんど被害が出なかった。
台風が来るたびに、九州の人みんな台風慣れしてるなーと感じる。
僕自身も九州に住んで長く、何度も台風を体験していくうちに台風に対する準備とか心構えとかは自然に身に付いて行った。
台風が発生して過ぎるまで、僕の周囲で大抵起こる出来事について書いてみようと思う。
台風が発生したら
九州にいると大抵全国ニュースになるよりも前にどこからともなく台風の情報が舞い込んでくる。九州民の台風に対する嗅覚は半端ない。
過去から得た教訓と、定期的に訪れるイベント的感覚が彼らをそうさせるのだろう。
このころはまだ「台風が発生しましたね~。逸れるといいんですけどねぇ。」と日常会話に織り交ぜながら(直撃しろ・・・会社休みになれ・・・)と思うくらいで良い。経験則に基づく台風進路予測に興じるのも良い。
たぶんそういう会話をよくするおかげで、<<みんな、台風がくるぞ!!>>という防災意識と謎の一体感を持つことができるんだろう。
台風が直撃するとわかったら
台風の進路予想で九州に直撃することがわかったら、いよいよ事前準備が始まる。
ただし強風域程度だと一気にみんなのテンションも収束していく。この辺りが九州の人は慣れてるなぁと感じるところである。
暴風域に入るのが確定したタイミングになると、「家の補強しました(ドヤッ」、「事前に水を買っておきました(ドヤッ」など防災自慢が始まる。みんなこれ幸いと朝礼のネタにするのだ。
そういう話を聞くと、独り身・賃貸暮らしの僕でも、前もって非常食くらい買っておくかという気分になる。
そうやって滲み出るワクワク感を抑えながら各々が台風対策を進めていく。
台風の前日
台風前日は定時ダッシュしてもかまわない。「台風対策があるんでっ」という全うな理由があるというのだから、さっさと帰ってビールをプシュっとした方が良い。
とはいえ前日の準備は大事だ。
台風の規模にもよるが、「当日は出歩かない」ことを想定して準備する。その辺りは九州の人は上手だと思う。
台風前日は1日分の食料品とたっぷりのお菓子を買うのだ。本を買ったり、DVDを借りるのも良い(ただしGEOもTSUTAYAもかなり混む)。台風当日にその日の過ごし方を決めようと思っても後の祭りだ。
つまるところ、出歩かないことが一番安全で、そのための事前準備ということを九州の人はよくわかっている。
台風当日
周囲で被害があったら・予想される場合を除けば基本的に家でゆっくり過ごす。
僕の場合、台風が大したことなくてもその日は全く外に出ない。
台風が過ぎたら
周囲で被害があった時は台風が過ぎた後も継続して台風の話題が続くが、とくになにもなければ話題にもならない。
前日までの熱はどこに行ったのかと思うくらい、クールダウンは早い。それも慣れによるものなのだろうか・・・。或いは「次」の台風を見据えているのかもしれない。
まとめ
これまでの台風の時のことを思い出しながら書いてみた。
まとめてみて気がついたが、会話とか話題にすることで自然と互いに防災意識を高めあっているということがわかった。
きっと僕の周囲で起こることは何度も被害を受けた先人からもらい受けた教訓のたまものなのだろう。
だからこそ次の台風が発生した時も、不謹慎にもワクワクしながら着々と備えていこうと思う。